霊安日記

jf_nights の霊安草子。

作曲中しんどいことは2つあって,1つはメロディが思いつかないとき・しっくりこないときで,僕はメロディのために曲をかいているので,このときが一番苦しい。メロディというものは,その人の主張というか,わざわざ声高にして言いたいことを表現していると考えている。曲をという川を渡るときに,まずはメロディが船渡しみたいな感じかなぁ。今適当に思い付いた例えである。

もう1つはメロディはできあがっていて,伴奏やらドラムやらをつけるときで,これは僕の中ではほぼ機械的な作業なのだけど,けっこう手を動かすことが多かったり,一息ではノーツを置けなかったりで,単純に体力としてしんどいというものです。伴奏やらなんやらは,その曲・メロディのためのお膳立てであったり,そのメロディという主張をするための準備やら雰囲気作りみたいな感じかなぁ。

なんでこんなことを書いているかというと,メロディが思いつかなくて四苦八苦していて,いったん曲のことを置いておいて頭の中でもやもやとしていたことを文字として整理したら,突然天からメロディが降ってこないかなぁという希望です。
おいおいメロディは主張と主張しておいてそれかよと思うかもしれませんが(僕はこの文をかきながら自分で思った),冷静に考えると結構天から降ってくるメロディは僕が今まで作ってきた曲の中でもいくつかあって,もともと頭のどこかにあったパーツ同士が知らず知らずのうちにくっついて……というわけでもないし,後から聴いてもどうやって自分がそのメロディを思いついたのか・つくったのか,まったく分からないようなものもあります。
でもそういうもんなのかなぁとも思います。古代の巫女さんも,神託を得て言葉を発しているのか,あるいは自分がこう思うということを言葉で発していたのか,はたまたたまたま自分で思っていたことと神様からの言葉が一致したのかもしれませんし。い

さっきメロディが思いつかなくて……とかきましたが,メインのメロディはある程度置けていて,裏のメロディを置こうとしていて悪戦苦闘しています。裏なので,どうしても目立たないものなのですが,僕は1つのメロディの裏で別の旋律を重ねておくというのがとても好きで,どうしてもやりたくなってしまいます。
で,今ちょうどその裏メロディのターンなのですが,どうしてもメインメロディに寄っていくというか,メインを補完するように置いてしまって,この裏メロディの存在意義を自分に問うて,いやこれでは"メロディ"たりえず,伴奏になってしまうが?と自答し,行き詰まっているわけです。


たぶん1年以上ぶりにちゃんと曲をつくっています。なんか仕事のストレスが溜まってきて閾値を越えると,自分の存在をたしかめるために曲をつくったりします。北海道にいる間はやっぱり気楽だったのだなぁ……。
Unityも少しずつさわっています。えらいね。