霊安日記

jf_nights の霊安草子。

第9日目 おっ

こんばんは。じぇにです。
これは
じぇにの師走徒然伝2016 Advent Calendar 2016 - Adventar の第9日目の記事です。

これは、おっ
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パイの実です。

こちらが

曲です。

こちらも
soundcloud.com
同曲です。

さらにこちらも
tmbox.net
同曲です。

曲を投稿する手段としてメジャー(?)なのが、

とあって、全部に上げてみた。
ニコニコ は動画にするのがめんどくさいので、WMPとかfoobarの適当なスペクトログラムとかでもいい気がしてきた。
SoundCloud は投稿後しばらくすると、投稿ツイートをFF関係ではない素性不明な外人がふぁぼってくることが多くて、おっ曲ふぁぼられてる→誰やねん、微妙な気持ちにさせてくれる。
tmboxは初めて使ったのだけど、結構音質がいいと思ったしふぉよーしてるDTMerさんたちも使ってることが多い気がしたので使ってみた。

曲については、何日か前にちょろっと書いた気がするけど
霊安京の世界観で、卑弥呼の作り上げた人工知能「壱与」のもとに進んでいく感じです。
電子な感じと言われたらなんとなくそんな気持ちになってしまわなくもないような+和風という気持ちです。

現場からは以上です。

第8日目 ぱんつぁーふぉ~

こんばんは。じぇにです。
これは
じぇにの師走徒然伝2016 Advent Calendar 2016 - Adventar の第8日目の記事です。

昨日はいろいろあって書く暇がありませんでした。
何をしていたかというと、ガルパンのTV12話をずっと観ていました。

えっこれだけせんしゃせんしゃしといて観てなかったんかい!と思われるかもしれませんが、それは正しくもあり、また正しくないこともあるのです。

はるか昔、大学のサークルの部室で一人でうつらうつらと舟を漕ぎながら適当なプログラムを書いていたところ、とある先輩がニコニコしながらやってきました。
ガルパンの上映会をします」
部室には僕とその先輩だけですが、まぁ(他のサークルでどうか知らないけど)うちのサークルでは誰かがBlu-Rayを持ってきて上映会と称して鑑賞会が開かれることはよくありましたし、たまには一人のこともあったでしょう。
兎にも角にも、ガルパン上映会が始まりました……のですが、僕は知らない間に寝てしまい、たまにはっと起きて鑑賞しながらもまた眠りに誘い込まれる、という感じで、なんとなく話は分かってるんだけど細部までは分かってないという状態でした。
でちょうど目が覚めたのが、決勝でお姉ちゃんのお尻に弾をぶち込んだ瞬間でしたので、最初と最後だけをちゃんと知っている最悪な物知りだったのです。

ちなみにその頃はまだせんしゃしてなかった気がする……。

で、これまで何度も「あーガルパンちゃんと観たいなー」などとは思い、友人との会話で口にも出していたのですが、やっぱりアニメ全話を一気視聴するのは、何かこうその時の気持ちのタイミングみたいなのが必要なのは皆様よく御存じかと思います。昨日はたまたま全てが上手くかっちりはまり、無事全話視聴に漕ぎ着けたわけですね。

感想としては、王道の良い話だと思いました。(こなみかん
なんというか、時間とか足りなかったんやろうなぁ……って最初に思いました。特にアンツィオ戦は手に汗握る怒涛の展開だったし。
まぁもちろん細かい事を言い出すとキリがないし、僕個人的にはそういうのはわりとどうでもよくて全体として面白かったらええねんという感じなので、最後まで観て感想の一言目に「あーおもしろかったなぁ」って出てきたらいいんじゃないかなぁと思っています。
で、その後に「この部分はこうこうだったよね」「あの部分はこれこれだった」と誰かと語り合えたら、作品って面白いし作品がその人の中で生きてるんじゃないかなぁって感じです。2,3ヶ月に1回ぐらい、夜中に寝ずに少人数でとりとめのない話をして、気がついたら朝の6時生活はなかなか楽しかった。

12話分しか観てない(というか総集編は観てない)ので、そのうちアンツィオ戦とかあと劇場版も観たいですね*1
TLに流れてくるガルパン(というか昨日全話観るまでは、昔部室で観た時の記憶よりTLに流れてくるガルパン情報の方が僕の中にイメージが強かった)を観てるとエリカさんとお姉ちゃんのキャラがすごくたってるし面白そうなんですが、TV版だとお姉ちゃんはともかくエリカさんはただの嫌な人だったので、劇場版でどう出てくるのかなとかなり楽しみにしています。あるいは、本編であまり焦点を当てて描かれなかった分、二次創作的な方面でみんないろいろ考えているのかもしれない。

あと、World of Tanks脳のせいでしょう、大洗学園が他の学校に勝てる要素が皆無に見えました。Tier的に無理でしょ!という、おそらく戦車兵ならば全員口にしたであろうツッコミを、僕もやってしまった。WoTを知らない人向けにテキトーに説明すると、小学校ワルガキ軍団がイタリアのマフィアに素手で向かっていく感じです。ほんまか。
戦車がわりと砲弾1発で沈んでたところをみるに、WoTというよりはWarThunder的なシステムな気がするな。
ちなみにガルパンを観る直前に実は戦車を起動したのですが、気の迷いで買ってしまった新実装のスウェーデンの戦車が6戦目で自走にワンパンされて萎えてそっ閉じしたのがガルパンを観るキッカケでした。人生何があるか分かりませんね。

常日頃から何か考えているわけではないので、アドベントカレンダーも予定を立ててからさて何を書こう……って思ってましたけど、なんか自分が触れた作品についてちょこちょこ書くだけで一日分とすることが出来るので結構便利ですね。

*1:劇場版は「本編を観てないうちに観るのもなぁ」とか思ってる間にずるずる来てしまいました。僕自身そこまで観たいとは思っていなかったんでしょう。人間の「何かしら言い訳を用意してアクションを起こさない」という、よくありそうな行動です。

第6日目 まだ間に合う

こんばんは。じぇにです。
これはじぇにの師走徒然伝2016 Advent Calendar 2016 - Adventar6日目の記事です。

紫色のクオリア (電撃文庫)

紫色のクオリア (電撃文庫)

紫色のクオリア』という本があります。シュタインズゲートを読んだ時に某こーはいくんが貸してくれて読んだ本です。
最近また読みたくなって、BookOFFをいくつか探してたのですが、家の近所のと三条のとでは置いてなくて、東寺BookOFFでやっと見つけました。
ストーリーは人間がロボットに見える友人「毬井ゆかり」と、その能力故に殺されてしまうゆかりを助けようと奔走する主人公「波濤学」の物語。

ゆかりは人間がロボットに見える。プラモデルのロボットと(普通の)人間と、違いがないらしい。その能力で、とある殺人事件の調査を頼まれる。
学は犯人に人質にされ、重症を負うのだが、プラモデルを修理する感覚でゆかりによって修理さ(助けら)れ、助ける過程で腕に携帯電話を埋めこまれる。
やがてゆかりはその能力を見つけた「組織」にスカウトされる。その組織は外国にあり、スカウトするために、学校には転校生が送り込まれ、ゆかりは留学を決める。
ゆかりを送り出したくない気持ちとゆかりのためになるのではないかという気持ちの葛藤の末、しかし学のもとにはゆかりの訃報が届く。
そしてゆかりは組織の調査の末に殺されたことが分かり、学はゆかりを助けるために奔走することになる。

まずゆかりの他人の見え方。人がロボットに見える、というのはまぁなんとも奇妙だけれど、見え方というものは非常に難しく、証明出来ない。
例えば僕が「赤」という色を認識したとして、その「赤」があなたの見ている「赤」と同じように見えている保証はあるのだろうか。RGB, HSVでほげほげという見方もあるのかもしれないけど、個人個人がどのように受け取っているのかは証明しようがない。
視覚以外にも例えば聴覚。羊の鳴き声といえば、「メェメェ」だろう。しかし英語では[baa]であり、まったく違うものである。
個人個人での「感じ」はその人にしか「感じ」られない。

学は腕に電話を埋め込まれることで命を救われた。学は人間がロボットに見えるなんてことはなく、普通の人間だ。しかし、現実問題として左手で電話をすることが出来る。
学はこの能力からはじまり、やがて平行世界の自分からはては(ある程度)別人になって、ひたすらゆかりを救おうとする。ゆかりはしかし、様々な形で死んでしまう。
平行世界を渡り、転校生をある時は殺し、ひたすらタイムリープし、様々な手段で奔走する。
そして最終的に自身の存在を上位の存在に昇華させ、ついにゆかりが死ぬ運命をも曲げて救おうとします。

しかし、ゆかりの台詞が、もうどうしようもなくこの作品を素晴らしいものにしている。
「あたしの運命を決められるのは――変えていいのは、あたしだけで、ガクちゃん(主人公)に、そんな権利はないんだよ」

気の遠くなるようなタイムリープの末の最善手を、一言で否定する。その手段は違うと。
結局、救う側は救われる側に自身のエゴを押し付けていただけ、というこの主張に酷くショックを受けました。あぁと。

この結末は、結局、何も解決はしていません。留学は回避したものの、もしかしたらまた別の無惨な死が訪れるかもしれない。
それでも「自分の運命を切り開いていくのは、自分しかない」というこの主張は非常に良かった。

タイムリープモノの傑作はいくつもあります。しかし、その中で僕はこの作品を一押ししたい。
めちゃくちゃ端折った紹介でしたが、もし興味を持った人がおられたら是非是非読んでほしいと思います。終わり。