霊安日記

jf_nights の霊安草子。

Hello World

どうもこんばんは、じぇにです。

北海道旅行続き書かないとですね。大変だ。


さて、9/20に公開されたアニメーション映画、『Hello World』観に行ってきました。
めっちゃ良かったです。

で終わるのも良かったのですが、せっかく文にするのだからもう少し何か書くかーと思ったので、自分の思考整理も兼ねて、僕が良かったなーーーーって思ったことを書くことにしました。
「ここ良かったよね~~~~」って言いあうのが好きなオタクです。

何が良かったのか

「全体の話は実は一行さんが堅書くんを助けるための話だった」
これが全てですね。もちろん最後のシーンでそれは分かるのですが、一連の流れが全て一行さんの堅書君救助プログラムだったと考えて話を観るとまた違うのではないでしょうか。
何よりも良かったと思ったのは、プログラム自体を企画しているのは一行さんだとしても、行動するのは堅書くんor先生の意志だというところです。つまり、堅書君なら必ずこうする、という一行さんから堅書の深い信頼があってのプログラムであり、さらに良いのは堅書君がその信頼にしっかり応える形で行動しているというところです。先生は2037年に一行さんを連れて帰ろうとしましたが、その時の台詞が後々思い出されました。器と中身が同調云々と言ってましたが、おそらく本来あのときに一行さんをそのまま残す形、つまり自分のためではなく一行さんのため(もしくは2027年堅書君のため(他人のため))に行動していれば、2037年先生の意識も戻れたのではないか……と妄想しています。本来少なくとも一行さんから見た堅書君は他人の為に行動できる人だったので。
そして終盤の堅書君を先生が庇うシーン、あの瞬間が先生が他人のために行動できた時だったのではないか。
先生が一行さんを助けたときにそのまま脳死状態になったとすると、器としては他人のために行動した瞬間で止まっているわけで、先生が堅書君を庇った瞬間に同調したというのも納得できます。

さてここで、ではいったい先生はどのタイミングで脳死状態になっていたのか、という疑問がありますね。
一つは、一行さんを助けようと何度も電子世界に入っている間に身体への負荷があまりにもかかりすぎて脳死状態になってしまった。ありそうですよね。背中も脊髄も大変そうだったし。
もう一つは、一行さんを助けたものの、助けた時点で脳死してしまい、今度は先生が戻れなくなってしまった。実は個人的にこっちを推していて、もしそうだとすると一行さんを助けるまで先生が頑張り、先生が倒れると今度は一行さんが先生を助けようと奮闘していた……というバックグラウンドが発生するわけです。
すごい二人じゃないですか???お互いがお互いを想い合っての行動ですよ!?まぁそうだとすると、という感じですが、めっちゃ良かった。

今回はこれが書きたかったです。推敲0でめちゃくちゃな散文ですが許してね。

以下雑多なこと。

  • カラスさんが一行さんだというのはなんとなく物語の途中で察したのですが、何故一行さんなのかをずっと考えながら観ていて、終盤やっと分かってなるほど~~~~って言ってた。
  • 上のは雑に書いていて、先生が橋から一行さんを連れ去るときのカラス(神の手)は先生の意思で動いていて、リカバリーされている世界から飛び込んだ先にいたカラスさんが一行さんなのかもしれない???分からない……。
  • 一行さんの作ったプログラムだったんだなぁというのは観終えてから徐々に認識が深まっていき、帰りにラーメンを食べながらぼろぼろ泣いていた(若干不審者だったかもしれない)。
  • 別のクラスで同じ図書委員だった 勘解由小路 三鈴 さんがどういう立ち位置なのかよく分かっていない。ただの脇役ではないと思ってたけど中盤以降出てこなかった。2047年の誰かが送り込んだ観測装置なのかなーとかも思ってたけど謎のまま。
  • 宇治川花火大会で一行さんが雷に打たれて脳死状態になったというのも、実は本当なのかどうかよく分からないという説もある。
  • 懐しの京都の町並みがたくさん見れてめちゃくちゃ嬉しかった。出町柳に行くという台詞のときは震えた。僕も行きます。
  • 狐面という存在もめっちゃ雰囲気というか空気感を出してくれていますよね。京都という感じがする。
  • 狐面で思い出したんですけど、、、何書こうとしたか忘れた、、、
  • 三本足のカラスって、つまり日本神話上の八咫烏であり神話では神武天皇を先導したわけですが、こちらでも堅書君をいつも導いていましたね。めっちゃ良かった。
  • ラストが個人的にめっちゃ好きなんですよね。どちらかのためにどちらかが消える、っていうの多かったじゃないですか。僕はそれがとても苦手で、せっかくこの辛い現実じゃなくて物語なんだから何とかしてお互いとも救われる話になってくれないかなぁ、と小さいときからそういう物語を見たり読んだりするたびに思っていたんですけど、天気の子でもそうでしたけど、やっぱりみんな救われるの良くないですか???
  • スタッフロール時に流れていた場面の一つに、先生の机の上にあった手紙を千古教授が見つけた……みたいなところありましたよね。あそこもなかなか妄想が捗る場面で、当初僕は2037年先生が手紙を置いていったのかな~と何も考えていなかったんですけど、現実の世界線での出来事だったのかもしれない、とも思えますよね。つまり、先生が一行さんを助けたものの脳死状態になってしまった場面(仮に二人が二人を助けた場合とします)で、先生が病院だかなんだかに運ばれた後、千古教授がふと机を見に行くと手紙が置いてあり、脳死状態の一行さんを助けるには器と精神の同調が必要云々が書いてあり、それを以て千古教授が一行さんにその旨を伝えて今度は先生を取り戻すための研究が始まった……という始まりのシーンかもしれないとかなんとか。
  • 最初の方のシーンで彼女が欲しいだろうという言葉を受けて、最初はクラスに遊びにきた勘解由小路さんが中心かのように写しておいて、帰った後その奥にいた一行さんを実は見ていた的な演出めっちゃ良かったです。
  • 最後の月面シーンは謎だった。何故月の上にいるのか、誰か教えて……。
  • 一行さんはかわいい
  • やってやりました。

他にもなんかありそう。2周目も見たいですね。
ぐちゃぐちゃな文章でしたが、ありがとうございました。